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数字で未来を描き直すー wafelが「見える化」でつかんだ再起のチャンス

  • 株式会社wafel
クリエイティブ・イベント

会社名
株式会社wafel
事業内容
イベント制作(音響・照明・映像)
本社所在地
福岡県北九州市
設立
2010年
ホームページ
https://wafel.jp/

福岡県北九州市に拠点を置くイベント制作会社wafelは、コロナ禍でステージの灯が消えた2020年春、事業継続の危機に直面。
BanSoの「見える化」によって、経営の再構築と組織の再起をどう実現したのかをご紹介します。

「こんなに静かな春は、初めてだった」

そう振り返るのは、福岡県北九州市に拠点を置くイベント制作会社、株式会社wafel(ワフェル)の代表取締役・後藤玲氏。

wafelは、音響・照明・映像など、ステージを支える“裏方”として多くの現場を担ってきたプロフェッショナル集団だ。
学校行事、地域フェス、小規模ライブなど、人が集う場において、その存在は欠かせない。

地元の高校の卒業式、市内のライブイベントなど、wafelがいなければ成立しない現場も少なくなかった。

しかし、2020年春──
新型コロナウイルスの感染拡大によって、業界全体が一気に沈黙した。

延期、中止、自粛。
照明が灯ることはなくなり、音響チェックのリハーサルも消えた。
現場が止まれば、当然ながら仕事も止まる。
イベントが存在しない状況で、wafelのような専門業者にできることはほとんどなかった。

「毎日、電話もメールも鳴らない。照明の機材も倉庫で眠ったまま。
こんなに“何もない日々”は、初めてでした。」

収入は激減し、スタッフの稼働も低下。経営は大きなダメージを受けた。

「変わりたい気持ちはあった。でも、何から手をつけていいかわからなかった」

「やめたくはない。でも、続け方がわからない。」

多くの中小企業がそう感じていたコロナ禍のなか、wafelも同様だった。

そんなとき、ある専門家の紹介で出会ったのが、BanSo(バンソー)だった。

BanSoは、事業活動の“見える化”と、アクションプランの整備・管理を支援するクラウドツール。
単なる経営指標の把握にとどまらず、「行動」と「成果」を結びつけて追える仕組みを備えている。

「初めて画面を見たとき、直感的に“これならやれそう”と思いました。難しい言葉が少なく、感覚的に操作できるのに、後から“これは経営の数字だったんだ”と気づくんです。」

IT導入補助金を活用し、クラウド版を導入。初期コストを抑えつつ、社内への浸透を進めていった。

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数字と行動がつながる「アクションプランモニタリング」

BanSoを導入して最初に取り組んだのは、過去の経営状況の振り返りだった。
売上、原価、稼働状況などを入力していくと、「なんとなく分かっていたつもり」の問題点が、明確な数字として浮かび上がってきた。

「以前は、“この辺が悪いんだろう”と感覚で捉えていました。でもBanSoでは、数字とアクションがセットで見える。たとえば“この指標が上がらないのは、実行が止まっていたから”という因果関係が見えてくるんです。」

こうして、「アクションプランモニタリング」という考え方がwafelの中に根づいていった。

実際の取り組み例

  • 音響機材の整備とリスト化
     →「準備ミスゼロ」実現にどうつながったかを記録

  • 請求書発行のWeb化
     → 手間の削減だけでなく、入金までの期間短縮も確認

  • 案件ごとの原価率・拘束時間の記録
     →「時間単価の見直し」に反映

数字と実務のつながりが、社内の改善意識を高めていった。

専門家とのチャットが「考える習慣」になった

BanSoには、専門家とチャットで相談できる機能がある。

wafelでも、毎月数回の短いやりとりが積み重なっていた。

「新しい案件が来たけど、価格設定どうしようか迷ってて…」
→「前の類似案件と時間比較してみてください」
→「単価だけじゃなく、稼働密度をKPIにするといいですね」

「チャットは気軽だけど、深い話もできる。SlackやLINEの延長みたいな感覚で、“相談の敷居”がぐっと下がった感じがします。」

こうした気軽な対話は、業務のサポートだけでなく、
「経営に向き合う習慣」をwafelのなかに育てていった。

資金調達も「行動が語る」時代に

経営改善と並行して、資金繰りの見直しも急務だった。

「現場が止まっていたので、説明できる材料がない。でもBanSoで記録を残していたから、“今やっていること”と“これから”を数字で示すことができたんです。」

結果として、資金調達に成功。
金融機関からも、「行動が見える」ことが信頼につながった。

現場に立ち返り、音と記録に全力を注ぐ日々

現在、wafelは音響オペレーションや学校関連の記録映像制作に注力している。
北九州市内の公共装飾案件も新たに受注し、少しずつ事業領域を広げるなかで、BanSoは「計画をつくるツール」以上に、説明力を支える基盤として活用されている。

BanSoは“経営の筋トレ”。その蓄積が「自信」になる

「未来は予測できない。でも、自分たちで描くことはできる。BanSoは、そのキャンバスみたいな存在です。」

wafelの物語は、まだ途中だ。
だが確かに言えるのは、「止まっていた時間を、前に進める力」がそこにあったということだ。

鍵となった3つの要素・現状を直視し、数字と向き合う決断
・チャット支援での「経営の習慣化」の後押し
・可視化された計画によって、金融機関の信頼を回復

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